3回目接種後のワクチンの有効性の持続期間や、現時点までに得られている4回目接種の有効性・安全性に関する知見、諸外国における対応状況等を踏まえ、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化予防を目的として、4回目接種が開始されます。
南小国町でも、国からのワクチン供給量にあわせ、国が示す対象者へ追加接種(4回目接種)を6月から実施していきます。
1.対象者
3回目のワクチン接種から5か月以上経過した以下の方
➀60歳以上の方
➁18~59歳の方で、基礎疾患がある方または、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の
重症化リスクが高いと医師に認められた方
2.使用するワクチンの種類
1回目~3回目の接種に用いたワクチンの種類に関わらず、ファイザー社ワクチン、
武田/モデルナ社ワクチンのいずれかを使用します。
3.接種券について
対象の方へ順次、接種券を送付します。※事前に役場への申請が必要な場合があります。
重症化のリスクが高いと医師に認められた方で追加接種(4回目接種)を希望する方
➡ 申請の必要あり
※60歳以上の方も申請が必要です。
➡ 申請の必要あり
4.申請方法
TEL 0967 ー25-6700
受付 平日9時~17時
◎18歳~59歳で基礎疾患のある方とは
基礎疾患の範囲については、下記をご確認ください。申請をするにあたり診断書などは必要
ありませんが、接種については、主治医とご相談のうえ申請してください。
※ご不明な点につきましては、役場 町民課までご連絡ください。
【基礎疾患の範囲】
<以下の病気や状態の方で、通院・入院している方>
1.慢性の呼吸器の病気
2.慢性の心臓病(高血圧を含む)
3.慢性の腎臓病
4.慢性の肝臓病(肝硬変等)
5.インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
6.血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血は除く)
7.免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む)
8.ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
9.免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
10.神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
11.染色体異常
12.重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
13.睡眠時無呼吸症候群
14.重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者福祉手帳を所持している、
又は 自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療養手帳を
所持している場合)
15.基準を満たす肥満の方(BMI30以上)
計算式 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) 例) 87kg ÷1.7m÷1.7m=30
【新型コロナワクチンの効果】
海外の研究では、3回目接種から4か月以上経過した60歳以上の方にファイザー社ワクチンを4回目接種した場合、オミクロン株流行期において、接種後6週間経過しても重症化予防効果が低下せず維持されていたと報告されています。
出典:Bar-On YM et al. Protection by a Fourth Dose of BNT162b2 against Omicron in Israel. NEJM. 2022.
【新型コロナワクチンの安全性】
海外の研究では、4回目接種後21日目までにおいて、重大な副反応は認めなかったと報告されています。
■18歳以上の接種後21日までに現れた症状
紅斑・発赤8.0%、知覚障害1.5%、アレルギー反応1.0%
(※)対象:274人(ファイザー社:154人、モデルナ社:120人).
出典:Gili Regev-Yochay et al. Efficacy of a Fourth Dose of Covid-19 mRNA Vaccine against Omicron. NEJM. 2022.